1/20   #1 Guage     45mm ボールドウィン
木曽森林鉄道タンク

【7】 ボールドウィン製 木曽森林鉄道 製作記(2010.3)

Aster Hobby製を使った6作目のキット製作記です。以前発売していた木曽森林鉄道の再モデル化されたものです。
2010年3月に入手し、2ヶ月くらいゆっくり時間をかけ楽しみながら作成しました。寸法精度は比較的良かったです。
下の説明では結構簡単そうに組立てていますが実際はそうでもありません。細かい説明はしていませんが微調整し
ながら削ったり、そりを直したり、位置合わせをしながら進めますが思い通りにいかないことが多く熱くなったりしますよ。

==実物について==
1825年創立のボールドウィン社製B1リアタンクはアメリカの農場用小型蒸気機関車として設計されました。
日本には1908年津軽森林鉄道建設の時に初めて輸入され、その後木曽森林鉄道に移籍
、昭和50年に引退して今は赤沢自然休養林にて静態保存されています。

==模型仕様==
1)縮尺・ゲージ   1/20,1番ゲージ、45mm
2)寸法・重量    長さ 270mm,幅105mm,高さ 105mm、重さ2.16Kg
3)ボイラー・弁   2気筒Dスライドバルブ(ボア10mm,ストローク14mm,圧力 3Kg/cm square)
4)給油装置     ロスコー式、燃料用アルコール67cc
5)炭水車      150cc水槽装備
6)最小回転半径  0.55m


組         立 手         順
←組立説明図です。図と別冊の説明書を熟読してから組み立てを始めます。自己流で進めると後で痛い目に遭いますし、適当に解釈しても、特にシリンダー関連部分ではじっくり意図を汲んでから進めます。           →
台座とエンジン部から進めます。シャーシの直角度やエンジン滑り弁部は特に平坦度に神経を使いながら、作業します。急がず少しづつラッピングしながら・・・
←組立てたエンジブン部と動輪軸に据え付けられた弁装置(バルブギヤー)。ここが心臓部です。このキットでは偏心バルブの調整はされていますが、位置関係の微調整、面取りによる引掛り防止、モリブデングリースなどによう潤滑化が必要です。           →
偏心棒とエンジンのピストンロッドとの接続、そして左右エンジンのスライドブルブとの位置関係をしっかり調整しないと、巧く回転しません。こつこつ慎重に!
←この部分の調整で一か月以上かけています。焦ってやらないこと。巧くいかないときは翌日以降に繰り越して・・・。手でスムーズに回転するのを見届けてから自転車用ポンプでエア圧をかけて様子を見ます。          →
ボイラー本体、キャブ、燃料タンク、給水タンク部の組立状況です。燃料や蒸気が通るところでは要所要所の繋ぎ部配管ではコーク用シリコンでしっかり目止めを!
←エンジン・バルブ・偏心ロッドの本組立を終了させた写真。ここが出来れば一安心。車輪をレールに乗せ、前後に動かしてみてスムーズに回るかしつこく確認しよう。ここも急がず急がず・・・
                      →
シャーシ組立側と上部キャブ・ボイラー側を位置合わせして接続していよいよ完成です。スケールの関係で他の蒸機より小さく、また逆にキャブが大きく見えます。
←さて、オイル、水、アルコールを補給して試運転を、ボールベアリングのコロ上で行います。まずボイラー下部に据え付けた芯に点火し、ブロアーを回転させて吸気します。7,8分すると圧力が3Kg/cm2近く上がってきますので、本体を少し持ち上げ、通気弁、加減弁を調節しながら車輪を回転させます。         →ブロアーを外し、はじめの水蒸気を追い出して回転を続けていきます。これでOK!.
KLSC運転会のでボールドウィンです。快調に走行します。
                                          
           

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