1/22   #1 Guage     45mm EF58

木曽森林鉄道タンク

【8】 直流電機EF58 製作記(2010.9)

Aster Hobby製を使った7作目のキット製作記です。昨年末にキットの申し込みを行い、今年3月末に入荷し、その一か月後
位から製作を開始しました。今までのボイラー蒸機と異なり、4個のモータ駆動による充電池・無線による走行機能とで製作には
新鮮な気持ちで取り組めました。また、このような大型機の塗装もはじめてです。
運転出来ます。

==実物について==
戦後の1946年に、EF57などデッキ型電機の性能の良い高速走行性を取り入れて開発、実用化がおこなわれました。以降1957年まで製造
され、その数量は172両に達しています。バリエーションも多くあります。詳しくは、「EF58 Locomotive」を参照いただけるとよいでしょう。
ここでは、塗装色は青20号と正面クリーム色の標準的特急色としました。

==模型仕様==
1)縮尺・ゲージ   1/30,1番ゲージ、45mm
2)寸法・重量    長さ 634mm,幅94mm,高さ 135mm(パンタグラフ折畳時)、重さ10.5Kg
3)駆動部      モーター4台。無線によりアンプ制御。周波数27MHz、アンプフタバ製MC231R,7.2Vニッカド電池
4)最小回転半径  2m



組         立 手         順
@キットに入っている部品を組立表と照し合せ、欠品などないか、また組立順を頭の中に整理しておきます。
Aまず、足回りの駆動部から組み立てに入ります。モーターをギヤボックスにねじ止めにて組みあげていきます。ギヤ間にはグリースを入れ、各モーターを動かしてスムーズに、静かに回転するか確認、調整しておきます。
B先台車、主台車のイコライザー周辺の組み立ては部品点数も多く、結構厄介ですが、位置関係など見極めながら、仮止めを繰り返しながら粘り強く組立します。モーターの極性も要注意です。
C鉄製ボディー本体です。キャブ部と側面部の接続部をアクリルパテで埋め、サンドペーパーで面出して継ぎ目を埋めます。
Dヘッドライトもアクリルパテを用いて前部接続部を隙間なく埋めて成形します。そいて屋上の機器も位置合わせや、鋳物部品の形をやすりなどで整形してから爪止めします。側面はベンチレーター、手摺などをエポキシ接着剤で固定します。運転席のヘッダー部分は窓枠に勘合するよう整形して準備しておきます。
E仮止めしてボティー、足回りの組合せ状態の確認です。
F次に塗装を行います。塗装前にまず油脂分を洗剤→シンナーでしっかり行った後、マッハ模型製エッチングプライマーを吹き付けて塗料の密着性を確保しておきます。淡緑色は室内塗装色です。
Gその後窓に内側から目張りをして、マッハ模型製青20号をエアーブラシで吹き付けます。
H何せ大きいので、エアーブラシの吹き付け能力が十分でなく、何度も何度もムラなく吹き付けます。梅雨時の合間に行ったので湿気のためにかぶり気味ですが、あとで修正することにしました。
Iおそらく、10回以上全面吹き付けを繰り返したと思います。ようやく地肌が見えなくなりムラがなくなってきました。塗料はほとんど1缶使っています。
J正面部のクリーム色塗り分け塗装をマスキングして行います。この時おおよそ「何号機の塗装」を意識して、実物写真と照らし合わせながら塗装部分を決めると良いです。
屋上機器の塗装も、本体から外して済ませます。
K塗装がすこし「かぶり気味」だったともあって、天気の良い日にアサヒペン製の半艶消しのクリアラッカーをスプレー缶で吹き付けしました
L塗膜状態を補修し完成。窓枠、ガラス、ワイパー、ヒゲ、そして屋上機器でパンタなどを取りつけ、そしてした周りにもエアータンクや排障器、などを取り付け、さらにタミヤ製LEDのヘッドライト、テールライトを別途購入して取りつけます。
M本体は完成しました。右横にあるのはNゲージEF58です。1番ゲージが如何に大きいかがわかります。重量は10Kgを超えています
N屋上機器を外した内部電気機器です。7.2VNiCd電池と27MHz受信機R152E,アンプMC231Rとスイッチ、とヒューズを取り付けました。サーボも積んでありますが使っていません。送信機はフタバ製アタック2ERです。これらは全て別途購入です。
O試運転です。MC231Rはバックもしっかりと制御しています。レーシング用モータと受信系ですので急加速になるのを心配していましたが、本体重量も大きいためか割とゆっくり加速出来ました。さあ、次回のKLSC運転会で20系客車を連結して走らせましょう!!
                                          
           

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